「イエ」という住むための道具をつくるのではなく
「日々のくらし」の中で
建て主様が大事にしているものをつくる過程こそ
大切にしたいと考えています

効率的や合理的といった考え方の中には生まれない
どこか暖かさの感じられる「くらし」を設計していきます

建築とは眼に見えないものをつくるわけですが
たくさんの時間を一緒に考え
細部にわたってこまかく決めていくことで
家への思い入れが強くなっていきます。

そうすることで設計や工事という過程を
不安なく楽しんでいただきたいと考えます。

と同時に、どうしてそのようにしたのか
その時はどう考えたのかと
後から振り返ってみても新たな発見があります

何年たっても好きな家であり続けられるように
考えるプロセスと時間の共有を大切にしていきます

住み心地と快適さ、使い勝手を大切に
奇をてらわずに
素材そのものの良さとあたたかみを
くらしの中に落とし込む

設計者の押し付けや流行による考え方ではなく
あくまでも建て主様の立場での建築提案

洋服と同じように
一人ひとりに合った寸法、色味、雰囲気を
話しながらつくっていきます

一般的に、住宅を建てるとなるととても多くの人と関わることになります

たとえば土地から探していく場合、
・不動産会社の営業担当者
・住宅会社の営業担当者、設計士、現場監督
・金融機関の担当者、保険会社の営業担当者
ざっとこれくらいの人数が登場するのではないでしょうか

これだけ多くの方と自分の気持ちを共有するのってかなり大変だと思います

それぞれの担当同士の考え方も違いますから同じ方向性を向いているのかも心配です

こういう心配事を少なくして、
建て主様が不安のない家づくりをするにはどうしたらいいのかずっと考えていました

最終的にたどり着いたのは、自分がすべての分野に関わっていけばよいということでした

・土地探し
・住宅設計、工事監理
・アフターサポート
・ローン相談
・税金、保険
これを6人くらいで対応するのではなく、1人で完結します

建て主様との気持ちの共有もシンプルです

打ち合わせにかかる時間もコストも1/6以下になると思います